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日々のエコアクション

第15回容器包装プラスチックの分け方・洗い方

コンビニ弁当の正しい分別

コンビニ弁当のごみ、みなさんは自信をもって分別できていますか?
一口に「弁当のごみ」と言っても、まるごと全部が「容器包装プラスチック」にはなりません。
容器包装プラとなるのは、あくまでも食品や製品の「パッケージ」のみ。
細かくおさらいしてみましょう

まず、外側のパック(弁当箱)は容器包装プラスチックです。でも、プラスチックのスプーンやフォークは「道具」であって「パッケージ」ではないので容器包装プラにはなりません。
おしぼりも「道具」なので×。でも、おしぼりの「袋」はパッケージなので、容器包装プラでOKです。
仕切りに使われている緑色のプラスチックフィルム(バラン)も、パッケージではないので対象外となります。
一方、醤油やソースのミニ容器は大丈夫。
ジュースについてるストローも、ストローの「袋」はいいけれど、ストロー自体は「道具」なので対象外です。

同じ「パッケージ」でも…

この要領で、「パッケージは〇」「それ以外は×」と考えていただくと、基本はクリアできるはずです。
おなじみの「プラマーク」で見分けるのも手ですが、たとえば、みかんが入っている赤いネットなどは、物理的にプラマークが印刷されていません。でも、商品の「パッケージ」なので〇です。
一方、CDやDVDのケースは、一見「パッケージ」のように思えますが、パッケージの定義は「商品を取り出したあとに不要になるもの」。CDやDVDのケースは「中身を取り出したあとも保存容器として繰り返し使う」ので、容器包装プラには該当しません。
また、「商品のパッケージ」=「売買される品物のパッケージ」なので、たとえば、無料の景品やダイレクトメールのパッケージも対象外となります。家で使う食品用ラップフィルムも同じく対象外です。
やっぱり、ややこしいですよね…。
今後は「製品プラ」の分別も進み、もっとわかりやすいシステムに改善されていくはずですが、それまではこの要領に慣れて、なるべくしっかり分別できるようにしましょう!

どれくらい洗えばいいの?

分別する際は、「軽く洗ってから」出します(汚いものをそのまま出すと、まわりのきれいなプラも汚してしまい、全体がリサイクルできなくなってしまうので、避けましょう)
よく「洗うために水や洗剤を使ってもったいない」という声もありますが、そもそも「もったいない」と感じるほどピカピカに洗う必要はありません。
リサイクルのプロセスでは、多少の汚れは「想定内」としてリサイクルされるので、神経質に洗う必要はないのです。
ただ、ギトギトに汚れているものなどは、無理して洗わずに「燃えるごみ」に出す方がバランスがよいでしょう。
納豆のパックなども、水に10分くらいつけておくと、あとはサッと流すだけできれいになります。
「できるだけ少ない水できれいにしよう!」と思うと、コツがつかめてくるはずですよ。

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