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日々のエコアクション

プラスチックは体に悪い!?

プラスチックを「食べている」??

数年前、「人は1週間にクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを食べている」という研究結果が広く報道され、社会に衝撃を与えました。
この数字は「さすがに盛りすぎだった」とも言われ、実際どのくらいの量のプラスチックが私たちの口に入っているかについては諸説ありますが、「いずれにしても食べている」ことには変わりありません。

ペットボトルやティーバッグからも…

プラスチックは様々な形で私たちの口に入ってきます。
海に流出したマイクロプラスチックは、プランクトンや小魚がエサと間違えて摂取し、それらを中型魚、大型魚が食べることで、最終的には食物連鎖によって私たちの食卓に戻ってくると言われます。
そこまで待たずとも、合成繊維の服や毛布の綿ぼこりを吸い込めば、合成繊維というのはつまりは繊維状のプラスチックですから、プラスチックを直接吸い込んでいることになります。
また、ペットボトル入りの水1リットルの中には、ボトルから剥がれ落ちたマイクロプラスチックが数十万個存在しているという研究結果も出ていますし、熱湯で抽出するティーバッグのお茶からは数十億のマイクロプラスチックが発生しているという情報も出回っています。

健康への影響は?

知らぬ間に擦り減っている「靴底」や「タイヤ」も、マイクロプラスチックとして空気中に浮遊します。もはや北極から深海まで、マイクロプラスチックのない場所はないとも言われます。
「そのうち海鳥やクジラのようにお腹に詰まってしまうのでは?」と心配になりますが、体内に入り込んだマイクロプラスチックの大部分は便とともに排出されるので、そうした物理的な心配はありません。
ただ、プラスチックには製造過程で様々な化学物質が添加されており、その中には発がん性や内分泌かく乱作用が確認されている物質も多数あります。プラスチック自体は排出されても、それらの有害物質が体内に溶け出して蓄積されていく危険性が指摘されています。
また、マイクロプラスチックは海中を浮遊しながら、既に海中に溶け込んでいるPCB、DDT、重金属などの有害物質を吸着してしまう性質があり、これを体内に摂取してしまう危険性も懸念されています。

健康被害との直接的な因果関係は明らかになっていませんし、心配しすぎる必要はないと思いますが、せめて「過剰な使用は控える」「自然界への流出もできるだけ防ぐ」ことは心がけたいですね。

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