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日々のエコアクション

プラスチックはいつからこんなに使われている?

最初に発明されたのは?

身近にあふれているプラスチックですが、その「起源」を知っている方は意外に少ないのではないでしょうか?
最初にプラスチックの原型が発明されたのは、19世紀中ごろのこと。
今から170~180年ほど前、植物由来のセルロースを原料とする「セルロイド」が開発・商品化されたのが
工業用プラスチックのはじまりとされています。
当時はもちろん、今のように「安価で大量生産できる素材」ではなく、
象牙やべっ甲などの高級な自然素材の代替品として重宝されていたということですから、おもしろいですね。

 

大量生産は第2次大戦後

20世紀に入ると、100%人工的なプラスチック(ベークライト)の製造が広まりますが、
まだまだ手工業的な要素も色濃く「高級寄り」な素材だったと言われます。
光沢や耐久性を兼ね備えた「モダンで洗練された素材」として人気を博し、ジュエリーなどに多く使われるようになったそうです。
その後、第2次世界大戦後に石油化学工業が発展したことで、プラスチックの生産量は爆発的に伸びます。
1950年に年間200万トンだった生産量が、2015年以降には年間4億トンを突破。
年間生産量は実に200倍以上にまで跳ね上がりました。
「つい数十年前まではこんなにペットボトルもなかったのに…」と感じている方も多いと思いますが、
まさにその実感の通りの伸び幅と言えるでしょう。
ちなみに累計では「これまでに80億トン以上のプラスチックが生産され、その8割は既にごみになっている」と言われます。
生産量が増加したばかりでなく、「使い捨て化」も進んでいったわけです。

 

 

地球46億年の歴史の中で…

このように歴史を振り返ってみると、プラスチックの大量生産・大量廃棄の問題はほぼこの50~60年に起きたことがわかります。
つまり、人類はたった50~60年で、
北極から深海までマイクロプラスチック汚染が広がるような事態を作り出してしまったわけです。
地球46億年の中で、50~60年というのは、文字通り「瞬き」にも満たないほどの時間です。
(46億年を1日に換算すると、50~60年は0.1秒にも足りません)
いちばん怖いのは、「そんな短い間にこれほどの汚染が広がってしまった」ということ以上に、
「このままいくと、プラスチックの生産量はさらに増えて、もっと汚染が広がる」ということ。
国際的にはプラスチック削減の必要性が叫ばれていますが、
現実はなかなか追い付かず、まだまだ年間生産量は増え続けています。

この現実、みなさんはどう受け止めますか?

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