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日々のエコアクション

第7回『コーヒーカップの無駄を減らそう』

年間24億個の使い捨てカップ

コーヒーチェーンやコンビニで毎日のようにコーヒーを飲んでいる人、多いのではないでしょうか?
マイボトルやマイタンブラーで割引してくれる店舗もだいぶ増えてきた印象ですが、持参率はまだまだごく一部。
そんな中、衝撃的な調査結果が発表されました。
スターバックスコーヒー、タリーズコーヒー、プロント、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの6チェーンについて国際環境NGOが調査したところ、使い捨てカップの使用が年間24億個に上るという推計が出たのです。
『東洋経済』2024/11/28

店内利用はぜひカップやグラスで!

いちばん残念なのは、店内利用(=いわゆるイートイン)でもまだまだ使い捨てカップが使われていること。テイクアウトならまだしも、店内利用であれば本来は繰り返し使えるカップやグラスでもまったく問題ないはずです。
実際、上記のスターバックスやタリーズでも、購入時に「マグカップでお願いします」あるいは「グラスでお願いします」と一言添えれば、使い捨てカップを使わずにドリンクを出してもらえます。
でも、「デフォルトが使い捨て」なので、店内を見渡すと、使い捨てカップで飲んでいる人が圧倒的多数というのが現状(ごく一部、リユースに積極的に取り組んでいる店舗もあるようです)。
これは本当に残念なので、ぜひ次回の店内利用時からはマグカップやグラスをリクエストしてみてください。
リクエストする人が増えれば、きっとお店の取り組みも加速するはずです。
もしスタッフとして働いている方がいたら、これらの点についてお店の中で改善の提案ができないか考えてみていただきたいです。

マイボトルやマイタンブラーは最強


テイクアウトでも、一部店舗で返却式のリユースカップが試験導入されるなどの動きがあるようですが、今のところ拡大には至っていないとのこと。
変化がスムーズでない現状を思えば、やはりマイボトルやマイタンブラーの持参は「最強」。
お店に何の負担もかけることなく、ごみをゼロにできます。
韓国では、既にイートインでの使い捨てカップの使用は禁止。
テイクアウトでもスターバックスがリユースカップへの完全な移行を発表するなど、踏み込んだ対応がなされているようです。
日本でもそうしたムーブメントが起きるかどうか? ぜひ「日々の1杯」から、そうした気運を盛り上げていきませんか?

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