渡部 暁斗

AKITO WATABE

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ノルディック複合選手

なぜこのプロジェクトに参画されたのでしょうか。
理由を教えてください。

スキーを通して気候変動を体感する中で問題に対して何かアクションを起こすことは自然な流れでした。
小さなアクションの積み重ねが重要であると理解し行動していますが、同時に問題の大きさに対する自分の無力さと向き合い、行動し続けることはとても難しいことだとも感じています。
そんな時に協力者の存在や同じ志を持つ方から聞く話、実際のアクションから得られるインスピレーションは自分自身を鼓舞してくれるものであり、アクションの輪を広げていくきっかけにもなります。気候変動という大きな問題に向き合い続けるためには団結することが重要だと思っています。自分が鼓舞してもらうだけではなく、スキーヤーとしての目線が誰かの支えやきっかけの一つとなれたらと思いプロジェクトの参画を決めました。

ご自身が普段から行っている
使い捨てプラごみ削減に関するアクションを教えてください。

簡単なところでは私生活、競技活動中問わずマイボトルの持参を心がけています。
ワールドカップや世界選手権、オリンピック等の大会期間中のケータリングには未だにペットボトルが大量に置かれていたりします。それらをなるべく手に取ることのないように意識しています。ヨーロッパではペットボトルや瓶の回収システムがしっかりしているところもあるので、遠征中の経験から日本でもごみの分別をより意識するようになりました。それに伴い、環境に配慮した製品を選ぶようにもなりました。

ACTION PLAN
今後行っていきたいこと・チャレンジしたいこと

先ずは発信し続け、より多くの人に気候変動について考えてもらえるきっかけづくりの機会を生み出していくことが今私にできる最大のことだと考えています。その先にスキーヤーとして海洋プラスチック削減へ取り組んで見たいと考えています。
雪は海からの恵みでもあります。海で発生した雲が山沿いに雪をもたらしてくれるからこそ我々スキーヤー、スノーボーダーを始め、雪に関わる全ての人がその恩恵を受けることができるのです。海洋プラスチックの問題は、我々にとっても重要な問題です。海のゴミを減らすことや、海洋プラスチックの再利用等の活動にも関わりたいと思っています。

MY PLEDGE
  • Rethink

    普段の生活や身の回りのものについて使い捨てをしていないかあらためる(意識する)

  • Refuse

    必要のないプラスチック製品の使用をやめる、受け取らない

  • Reuse

    使い捨てずに繰り返し使える製品を選ぶ

  • Reuse

    使わなくなったものをゆずる、有効活用する

  • Replace

    プラスチック以外の環境に配慮したものに変更する

  • Recycle

    リサイクルを意識してごみを分別する

  • Advocate

    使い捨てプラごみ削減のアクションを周りの人に提案する

PROFILE

1988年長野県白馬村生まれ。
早稲田大学スポーツ科学部卒。
オリンピック5大会連続出場、3大会連続メダル獲得。
ワールドカップ通算19勝。
2017/18シーズンワールドカップ総合優勝。
現在北野建設スキークラブ所属。
競技活動での海外遠征や趣味のバックカントリースキーで気候変動の影響を体感したことをきっかけに、2022/23シーズンからはヘルメットの広告枠にパートナー企業を募り、カーボンニュートラルでの競技活動を実践。個人アスリートとしては日本で初めての取り組み。

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