
LEARNING CONTENTS
日々のエコアクション
第11回『夏休みだからこそ、旅行のプラ減!』
アメニティは受け取らない
近年はサステナビリティの一環として、無料アメニティの提供を中止するホテルも増えています。
日本ではまだまだ各ホテルの自主性にまかされていますが、環境配慮の進む台湾では、一足先に2025年1月から全宿泊施設で無料アメニティの提供が禁止されました。
プラスチックごみの削減を目指すなら、無料アメニティのあるなしに関わらず、常に、歯ブラシ、カミソリ、ブラシの3点セットは「旅の必携品」として持ち歩きたいところ。
シャンプーやリンスは引き続きディスペンサーで提供されているホテルが多いので、わざわざ自宅から持参しなければならないケースは少ないです。歯磨き粉はぜひタブレット型のプラスチックフリーのものを!
さらに役立つお助けセット
旅先でのプラ減はホテルの無料アメニティにとどまりません。
以下のアイテムを荷物に忍 ばせておくと、様々な場面で役立ちます。

・ステンレスなどの弁当箱…マイ容器として、ちょっとした食べ物のテイクアウトに使えるほか、ホテルの部屋の中で食器代わりにも使えて便利です。 行きは自宅からパンやフルーツなどを詰めていっても。
洗うためのへちまスポンジもあれば最強!
・カトラリー…1セットあると、使い捨てのフォークやスプーンにたよらずに済みます。
・マイボトル+mymizuアプリ…以前ご紹介した給水スポット検索アプリ、この機にぜひスマホに入れて登録しておきましょう。
・アイカサ…傘を気軽に借りられるシェアリングサービスのアプリ。都会を中心に便利に 使えるので、こちらもスマホに入れて登録しておくと安心です。
・新聞紙…数枚忍ばせておけば、いざ「袋が必要!」となった時、20秒でかわいい新聞紙袋を折ることができます。旅先でちょっとした手土産を渡す際などにも大活躍。
まだまだ続くアイデア
・ホテル選び…せっかくなら「なるべく環境配慮型のホテルに泊まる」のもおすすめ。各種サステナブル認証取得のホテルをチェックしたり、「エコホテル」「環境配慮型ホテル」などのキーワードで検索するのが王道ですが、楽天トラベルの「サステナ宿」などもひとつの参考になります。
・おみやげ選び…個包装のものが人気ですが、本当に必要な場合以外はなるべくごみの出 ないものを選びたいところ
・スーツケースなどの旅行用品…たまにしか使わないものは買わずにレンタルで済ませる と、環境負荷の軽減につながります。
以上、気の向く部分から取り入れて、新しい旅の形を探ってみていただければ幸いです。 酷暑の夏だからこそ、少しでも気候変動の抑止につながるような旅行を心がけたいですね !
その他の記事
日々のエコアクション
第14回『プラの分別、再確認!』
とてもややこしい「容器包装プラスチック」 プラスチックの分別、「実はあやふや…」だったりしませんか? 日本はごみの分別が自治体によってまったく異なるため、戸惑う方も多いことと思います。 まず、いちばん一般的な「容器包装プ...
記事を読む
日々のエコアクション
第13回『日本人は分別が得意』
日本の分別は世界トップクラス みなさんのお宅ではごみを何分別くらいに分けて出していますか? 日本は世界でもっとも細かくごみを分別している国のひとつと言われます。世界的に名高い「ゼロウェイストの町」徳島県の上勝町では驚異の...
記事を読む
日々のエコアクション
第12回『レジ袋有料化は間違っている!?』
有料化から5年 レジ袋有料化から、この夏で5年が経過しました。 この間、レジ袋の消費量は大幅に減り、マイバッグの持参も広く定着した感がありますが、今も「レジ袋有料化は間違っているのでは?」という批判が散見されます。 実際...
記事を読む
日々のエコアクション
第10回『よく考えよう、無料配布のグッズ類』
ノベルティ配布は環境によくない 駅前などで目にする「ティッシュの無料配布」。 コロナ禍でだいぶ減ったようですが、実は海外ではあまり見られない日本特有の風習だと聞いたことはありますか? ティッシュに関わらず、チラシやマス...
記事を読む
日々のエコアクション
第9回『もう着ない服、どうすればいい?』
大量の古着が捨てられている みなさんは着なくなった服をどのように処分していますか? 環境省の最近の調査によると、国内で手放された服の3分の2は単に「可燃ごみや不燃ごみとして捨てられている」そうです。 化繊の服の大半はプラ...
記事を読む
取り組み事例(その他)
国内トップレベル!知って驚く、鈴鹿サーキットの環境配慮
2025年4月に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリ。3日間の来場者数は、延べ26万6000人で、2009年以降の鈴鹿での日本GP開催としては最多の観客数となりました。そんな鈴鹿サーキットですが、実は環境配慮の面...
記事を読む
日々のエコアクション
第8回『使い捨ておしぼりについて』
「実はプラ」の使い捨ておしぼり ほとんどの飲食店で毎回のように提供される使い捨ておしぼり。袋の部分はもちろんプラスチックですが、中身の方も、ポリプロピレンやポリエステルなど、プラ配合で強度を持たせているものが多く、それら...
記事を読む
日々のエコアクション
第7回『コーヒーカップの無駄を減らそう』
年間24億個の使い捨てカップ コーヒーチェーンやコンビニで毎日のようにコーヒーを飲んでいる人、多いのではないでしょうか? マイボトルやマイタンブラーで割引してくれる店舗もだいぶ増えてきた印象ですが、持参率はまだまだごく一...
記事を読む
